2017.05.08 Mon
辞書の修理
昭和35年のばらばらの辞書をすてるのかと思えば
実家の父親がこれがいるというので
修理することにしました。
映画サークルの機関誌40年分を製本するのに作った
かがり台が役に立った!

▲16ページづつの折帳を3本の麻糸におしつけてかがるのだが
辛抱が必要。一晩かかりました。

▲かがり終えると背を補強するため寒冷紗をはり、花切れを縫い付けた。下にも同様に縫いつけます。

▲表紙用の革の縁を包丁で薄く削ります。これが手間です。

▲周囲すべて削り終えたところ。

▲ボンドを塗り、厚紙を貼り付けます。

▲厚紙を革でくるみ終えたところ。

▲元の辞書のタイトルをはがし、移植します。

▲本文の背にク―タ―という筒状の紙を糊づけします。

▲いよいよ辞書本体と表紙を貼り合わせます。

▲辞書本体の見返しと表紙にボンドをぬり、すばやく合わせて乾燥させます。

▲小口を紙やすりで削るときれいになります。

▲完成しました。
事務局 エンゾ
| 事務局より | 18:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑