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11月例会
『婚約者の友人』(2016年フランス・ドイツ映画)
  上映時間:1時間53分
2018年11月10日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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『恋人たち』

橋口亮輔監督の久しぶりの作品。
橋口監督の作品で初めて観た作品は『ハッシュ!』
学生時代のことだった。確か、大学1年生か2年生の事。レンタルショップでふと見かけて借りてきたのだと思う。
私にはゲイの友人がいたし、田辺誠一が好きだし、「ハッシュ」ということばと、「!」に疾走感を感じてなんだか面白そうだな~とか、そんな理由から選んで観た記憶がある。
そして、いまだにたまに思い出しては「良い作品だったなー」と振り返っている。というか、たまに振り返る作品ってことが良い作品であることの、なによりの証だと思う。(良い作品、という定義、言葉も難しいけど)

そのあとの『ぐるりのこと』よりも『ハッシュ!』のほうが私の好みだったと思う。
もう観たのが昔過ぎて詳しい内容は憶えてはいないけど。


さて今回の『恋人たち』は広島では横川シネマで上映されていた。
それが最近BSでたま~に放映されている。
なんとなく暗そうな映画だなーとは思っていたけど、もう冒頭から目が離せなかった。

篠原篤演じる篠塚の一人語りから本編はスタートするが、その状況や内容、篠塚の言葉が博多弁であることから色んなことを想像させられ「どういうことだろー??」と気になり始めると…もう物語の中に取り込まれ。

恋人たち2

篠塚のほかに、主婦の瞳子、ゲイの弁護士四ノ宮、この3人と、それぞれの周囲との関係が描かれていく。
共通するのは、篠塚、瞳子、四ノ宮、の3人を演じる俳優たちがはっきり言ってほぼ無名であるという点。
先入観、イメージや過去の役の印象とかに邪魔されずに観ることができるのは、この作品にとっては非常に有効な演出の一つだと思う。『ハッピーアワー』でも感じたが、どこにもでいる人たちの日常は有名人のそれよりも身近で気になることなのだから。

途中、リリー・フランキーが出てきたり、
sub2_large_20171029143245f68.jpg

光石研が出てきたり、
恋人たち

知ってる俳優さんが出てきたところで「あぁ、ドキュメンタリーじゃないよね」と実感するくらい。

後半の後半、篠塚が職場の人に苦しさを吐露するシーンには涙が出た。

ラストに向かうにつれて、3人共に幸せになってほしい、といつの間にか願っている自分に気付く。

なかなかこういう作品には出会えない。
『ハッピーアワー』につづき、『恋人たち』
普通の人たちの、普通の生活の中にある出来事、日常が描かれている映画。
今年の作品ではないけれど、今年観た中ではかなり上位に食い込んでくる2作品となりました。


***もん***

| 映画よもやま | 05:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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