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11月例会
『婚約者の友人』(2016年フランス・ドイツ映画)
  上映時間:1時間53分
2018年11月10日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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『飯館村の母ちゃんたち 土とともに』

こちらはしっかりドキュメンタリー。

とにかく明るい飯館村の母ちゃんたちの仮設住宅での日常をとことん描くことで、これまで村で積み上げてきた生活、暮らし、営みが崩れたこと、壊れたこと、歪められていることが描かれている。伝わる。

1飯舘村

福島県の飯館村。
村の全員が避難することになった場所。
2011年から2015年までの記録。
福島県伊達市での仮設住宅での生活。
初めは2年で帰れると言われ、2年くらいは頑張っぺ、と思っとった。
いつまで経っても帰られん。
でも、帰りたい。
母ちゃんたちは、自分たちの生業じゃった畑を仮設の近くにつくり、日々耕し、そこでできた大豆で味噌をつくる。
土地ならどこにでもあるよ、っちゅー問題じゃない、とゆうのがよくわかる。
きっと監督はそれを伝えたかったんじゃろう。

子どもと孫とみんなで暮らしとった母ちゃんたち。
飯館村を離れた。
子どもたちと離れた。
もし自分が戻れることになっても、孫たちを住ませるのは健康への影響から難しいのは分かっとる。
つまり、もう絶対に戻らん、故郷での暮らし。

「何十年後に飯館に誰かが戻ったときに、おれらが作っていた食べ物を、味を作ることができるように、のこしておきたい」

「やっぱりよお、福島が恋しいっぺ。千葉や埼玉に住めね…」

何てことが起きてしもうたんか、と絶望する。

うちは3年前に飯館村に行った。
ほんまに、ただ立ち寄っただけの傍観者でしかなく。
まちがそこにあるのに誰も住んでいない、その光景に、写真を向けることすらできなかった。

生活や暮らしが強制的に排除されてしまった場所。
すみたい場所にすめない。
こんな、非人道的なことがあるじゃろうか、と。
うちが今すぐ何かできんでも、忘れんとこう、って思う。
この感覚。

すばらしい映画でした。
かっこいい母ちゃんたちでした。

by ぼん

| 事務局より | 05:31 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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