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11月例会
創立50周年記念第6弾
『輝ける人生』(2017年イギリス映画)
上映時間:1時間54分
2019年11月16日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:40 ③18:30 の3回上映

予告編はこちらから

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『モンテ』

横川シネマにて鑑賞。

BGM一切なし、セリフほとんどなし。
映像も暗い。
しかし、とあるシーンだけ画像がグッと明るくなる。

モンテ1

舞台は中世イタリア。
大きなモンテ(山)に阻まれて太陽の光が届かず、土地は痩せ農作物も育たず、人の健康状態も悪く亡くなる人も後を絶たない。
そんな場所で暮らす家族3人の物語。

自分たちが貧困なのも、娘が死んだのも、村で「下層民」と差別され強いt下られるのも、全ては山のせいだ、そう考えた父はなんと山を打ち砕こうとする。
途中から息子も加わり二人は何年も掛けて来る日も来る日も山を打ち砕くために生きる。

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その二人を支えるのが妻のニーナ。
私は、この映画はニーナが主人公だと感じた。
殆ど真っ暗の映像の中で、ニーナの心が晴れる時だけカラーになるのだ。
ニーナの親族が訪れてきて再会を喜んだとき、そしてラストシーン。

男たちが、ただただ山を打ち砕こうとする間、ニーナは彼らに飲ませる水を汲みに行き、食べるために小動物を殺す。
けがをすれば手当をし、不穏な空気の中、ひたすら彼らを見守る。

pic_story04.jpg


そしてクライマックス、ついに山は打ち砕かれ太陽が3人を照らす。
その時、3人は昔の若かりし頃の姿でカラーで映っていた。

ニーナにとり、その頃は貧しくても幸せだった時代なのだと思わせる。
また、太陽は「生」の象徴で、この映画の中でニーナが「生」の象徴だとも思った。水や食べ物、手当て、生きるために必要なことはすべてニーナが準備した。

『セデック・バレ』まであからさまではないが、この作品も男女の違いを描いていると言えると思った。

様々な想像力を駆り立てる作品で、ただ「地味」と言い切れない作りとなっており、私は好きな作品です。


***もん***

| 映画よもやま | 04:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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