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11月例会
創立50周年記念第6弾
『輝ける人生』(2017年イギリス映画)
上映時間:1時間54分
2019年11月16日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:40 ③18:30 の3回上映

予告編はこちらから

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『故郷』in倉橋

ロケ地・倉橋で鑑賞。
フィルム上映。

2故郷

3故郷


1故郷

素晴らしすぎてふるえる。


良い映画でした。
良い映画、とただそう思える映画はたくさんあるわけではないので、本当に良い映画、良作。

倉橋島の採石場から船で宇品の埋め立て場へ。
19年間使い続けた木造船で。
巨大な鋼鉄製の船が増えゆく中で。

倉橋から音戸の瀬戸を抜けて呉の工場群を横目に広島へ。
その景色の美しさよ。
倉橋の火山からの瀬戸内の美しさよ。
バスからの景色、電車での呉線の景色、どれも全て美しかった。

倉橋の島の暮らしの美しさと愛しさよ。
倍賞千恵子の美しさよ。
渥美清の存在の素敵さよ。
加藤登紀子の唄のよきことよ。

石船でガラガラと海に石を落とす様とか石を運ぶ様とかもう本当にドキュメントのようで。
すごい。すごい描写力よ。

ええ場所じゃの、ここはええ場所じゃの、と、
ここは一等ええ場所じゃの、と渥美清演じる漁師で魚売りの松下さんとじいさまの会話に出てくる。
でも、なんで、こがいな良い場所で生まれて生きてきて、みんなここを出て行くんじゃろう?と。

外に出た方がお給金がええけんの…
ここじゃやっていかれんけえの…
そうやって土地を離れるということが今も続いているってやっぱりこの社会は歪んでいるようにおもう。
いやあの頃とかわらない、いや今むしろひどくなっているような。

いや、やりたいことがあって離れるのは良いと思う。
うちもそのひとり。
でも、ここじゃ無理じゃ、のマイナス要因から離れていかねばならぬのは、やっぱり悲しい。
だって、ええ場所なんじゃもん。

石船で働いてきた精一が言う。
「“大きな物”とは何のことかいの?
時代の流れじゃとか大きな物には勝てんとか。
大きな物、とは何を指すんかいの。
何でわしら大きな物にゃ勝てんのかいの。
何でわしはこの石船の仕事を
わしの好きな海でこの仕事を続けてやれんのかいの」

ほんまに。
大きなもの、とはなんじゃろうか。
はっとする。

ようわからんもんに勝てんで
うちらは生きとんじゃろうか。

ああ。
良い映画でした。

山田洋次監督ありがとう。
今回映画上映してくれた方々ありがとう。

会場の倉橋の人らが景色が変わるたびざわついたり。それもまた楽しかった。
これほんまに、倉橋の中学生くらいが全員みたほうがええんじゃなかろか。


ああ。
またみたい。
素晴らしかった!

『故郷』

倉橋体育館

2019.6.30





ぼん

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