次回例会は
『歌声にのった少年』(2015年パレスチナ映画)
  上映時間:1時間38分
2017年9月16日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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「こぼれる月」

今日は、満月です。
昨夜は中秋の名月でした。
雨が降って「雨月」(これは雨で月が見えないときにこういうのだそうです。いい響きですね。)になるかと思いきや、我が家からはばっちり見ることができました。

明けて今夜は満月。
今朝の雷雨には驚かされましたが、おかげで一気に秋が来たようです。
夏から秋への移行期間なんてものはなく、朝起きたら秋、というこの変化。
心身ともにイマイチついていけなさそうな、、、


と、まぁ前置きはこの辺で。

今日の満月に因んで、月、がタイトルに含まれる映画を一本紹介させていただきます。



「こぼれる月」


という映画です。2003年に公開になっている映画です。

http://www.tasunoke.com/moon/index.html


御存知の方、いらっしゃいますか?

私は確か、2年前以上前に当時住んでいた家の近所のレンタルショップをうろうろしているときにたまたま見つけて興味を持ち借りて観ました。

4人の若者が中心になっている2時間弱の映画です。
ドキュメンタリーに近いような。

手洗いがやめられない青年・高、その恋人であるあかね、引きこもりで、母親とはメモ用紙に書かれた文字で交流する千鶴、出会い系サイトを利用するゆたか。

この4人の姿が描かれています。


そりゃ、この4人に病名をつけてしまえば強迫性ナンチャラ、とか、PTSDとか、引きこもり、パニック障害、、とかあると思います。


でも、私は肝心なのはそういうところではないと思う。のです。
確かに、そういうところに目が行きがちで、名前をつけたくなるのも分かります。
でもそうではない。


4人がそれぞれに抱える「孤独」「生きづらさ」がテーマだと。


観ていてとても切なくなった。


自分の思うように生きられない苦しさ、本当の気持ちを表現できないもどかしさ、
世の中の流れと自分の流れの違い、ズレ、周囲と自分の間の壁、違和感、言い知れぬ不安。
分かってほしいけど、どうしていいかわからない・・
とにかく、今、さみしい。。
ひとりがいいけど、ひとりはいや。。
誰か、助けてほしい。
などなど。

つまり、あげればきりがない。

心の葛藤や迷い、不安定さなどがずーっと描かれている。

年齢的にも、当時の自分も、まぁ今の自分もそうそう変わりがないことや、共感できる点がいくつかあったりしてなんだか印象に残る1本になりました。



急に秋めいてきたからかな~?
今日が満月だからかな~?


ふっと、この映画のことを思い出して書いてみました。
もうちょっとうまいこと表現できたらいいのだろうけど、チョット足りないかなぁ。いや、余計なこと書きすぎたかなぁ。


もう少ししたらもう1度観てみたいなと思っている映画です。


これから、クローゼットにしまってあるパーカーを引っ張り出して数ヵ月ぶりに羽織り、自分で漬けた梅酒をちびちびしながらお月見をして床につきます。


月にまつわる映画、(って今回はタイトルに月が入ってるだけだけど)是非教えてくださいませ




                           +++もん+++

| 映画よもやま | 22:47 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

月を聴く映画

タイトルに”月”が入っているわけではありません。
映画音楽として使われたアメリカのジャズ音楽、いまやスタンダードナンバーと言ってもよいでしょう”ムーングロー”。
この曲が始まり、流れものウィリアム・ホールデンが一人踏むダンスステップ。村のピクニックで”クィーン”に選ばれたキム・ノヴァク。引き込まれるように近づいてきて手を伸ばし腕を組み、ステップはゆるやかなリズム感。絶妙なタイミングにからみ、この曲が流れます。
アメリカの田舎町、収穫祝いの田舎のピクニック祭り。
1950年代、忘れられない我が青春のアメリカ映画です。
”午前十時の映画祭”2011年の50本に入るよう”あかつきに祈る”私なのであります。
”月聴く映画、いずれの年のいずくかの月、そを見るを得ん、その月のあれかしと願うやせつ”--失礼しました。 春声@

| 春声@ | 2010/09/24 22:32 | URL |

『月は上りぬ』1955年 田中絹代監督 (つきはのぼりぬ)
斎藤良輔、小津安二郎が共同で執筆した脚本を、田中絹代が「恋文(1953)」に次ぐ第二回作品として監督。
安井昌二、北原三枝、杉葉子、山根寿子、笠智衆、三島耕、
佐野周二、小田切みき、田中絹代、汐見洋など出演。
この映画、春声@は好きですね。
万葉集の歌には番号がついているんですね。
その数字をやりとりすることによって暗号交換の役割をもたせ、お互いのこころのうちを交流させるという味な仕掛けが
憎いんです。
映画の解説として”小津安二郎もシナリオを共同執筆”と。
--成る程--。杉葉子という女優さんがまたいいんです、
この映画でも。
杉葉子は今井正の『青い山脈』で自転車に乗っているあの
女学生です。年代的にもんさんなど、ひょっとしたらこちら
の映画でご存知かもしれませんね。
『月は上りぬ』では京都の町の山並みの上に見事に月があが
ります。
日本映画の古き良き時代。
2010-1955=55年。『こぼれる月』を観たくなりました。春声@

| 春声@ | 2010/09/24 23:44 | URL |

>春声@さま

お返事ありがとうございます!
早速youtubeで「ムーングロウ」を検索して聴いてみました。決してジャズに詳しいわけではないのですが、気取らず可愛い曲だなあと思いました。いつか春声@さまの青春映画の中で聴きたいです。

恥ずかしながら、私は『月は上りぬ』どころか『青い山脈』さえも観たことがないのです・・もちろん、映画の存在は存じております。京都に見事に上る月・・モノクロでのその様子、是非見てみたいです。

万葉集の演出というか仕掛けというか、ほんとうに「憎い」という言葉がぴったりですね。
日本人らしい、という気もしてきます。

その時代の月と、今私たちが見ている月は同じだろうか?
感じる心は、どんなふうに違うのだろうか??
などと考え出すと妄想が止まりませんね(笑

貴重な情報をありがとうございました!

| もん | 2010/09/25 20:25 | URL |















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