次回例会は
『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年英・仏・ベルギー映画)
  上映時間:1時間48分
2017年11月18日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

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例会学習会まとめ

11月14日(日)「孤高のメス」例会事前学習会として『移植医療の基礎知識』と題した講座を開催しました。

その講義内容を纏めてみました。

 

講師の山本京子さんは、広島県移植コーディネーターで、(財)ひろしまドナーバンクに所属されています。

○ 移植医療とは?

 心臓や肝臓、肺、腎臓などの臓器が機能しなくなり、移植でしか治療できない人に第三者から提供される臓器を移植する治療法。臓器移植は、医療関係者と患者(レシピエント)だけでなく、臓器を提供する第三者(ドナー)の善意のもとに成り立つ医療。

○ 移植コーディネーターとは?

 臓器提供を希望する患者さんとそのご家族側にいて、その意思を尊重し支援する。意思決定から提供まで円滑に進むよう調整する。精神的に不安定な状態にあるご家族の精神的ケアを行う。

○ 脳死と植物状態の違い

 脳死とは、脳幹を含めた脳全体の機能が失われ、二度と元に戻らない。

 植物状態とは、脳幹の機能が残っていて自ら呼吸することができ、回復することもある。

○ 「脳死は人の死」ではない

 臓器移植に関する場合だけに「脳死を人の死」とし、社会通念上の死とは、1呼吸停止 2心臓停止 3瞳孔拡大

○ 日本は移植の後進国

 日本は高度な医療技術を持っているが、臓器移植数は諸外国に比して極めて少ない。

○ 改正臓器移植法の3つのポイント

1親族での臓器提供が可能

2家族の承諾で脳死下臓器提供が可能

3小児(15歳未満)からの脳死下臓器提供が可能

○ リビング・ウィル(生前の意思)

 大切なのは「万が一の時に自分はどうして貰いたいか」をあらかじめ家族に自らの意思を表示すること。

 人生の最期をどう迎えるか→それまでの人生をどう生きるか

→今をどう生きるか

こうしたことを、大切な人(家族)と話し合ってください。

 

約50分間の講義の後、質疑応答を行いました。

Q 臓器提供する側の年齢制限はあるの?

A 心臓は50歳以下、肺70歳以下、膵臓60歳以下、腎臓70歳以下。肝臓・眼球には制限はない。がんに罹った人でも治癒していれば可能。HIV、B型肝炎の方は不可。

 これには、参加者の多くの方がショックを受けられていました。(受講者平均年齢が若干高かったため)

Q 臓器提供できる病院は決まっているの?

A 呉では、呉医療センターと中国労災病院のみ。例えば呉共済病院で脳死状態にあっても臓器提供はできない。原則、脳死下臓器提供のための転院は認められない。

 

講師の山本京子さんは、今回のような一般向けの講義は初めてで緊張して上手くできなかったとおっしゃってましたが、丁寧でわかりやすい説明だと感じました。

たいへんなお仕事ですが、これからも頑張ってください。

 

今回の講義で使用した資料は、事務局にありますので、興味ある方はお申し出ください。


更に詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧になってください。

(社) 日本臓器移植ネットワーク

 

【キケン部:かっしー】

| 事務局より | 23:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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