次回例会は
『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年英・仏・ベルギー映画)
  上映時間:1時間48分
2017年11月18日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

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『息もできない』

映画大学まであと10日!!


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5月例会『かぞくのくに』のヤン監督が勧めてらっしゃった映画です。
『かぞくのくに』では北朝鮮からの見張り役として出演していたヤン・イクチュンが製作・監督・脚本・編集・主演、5役をこなしたことでも知られていますが、何よりもその内容が。

バイオレンスなシーンも少なくないですが、ものすごく考えられた展開というか、設定なんだろうな、というのが伝わってきます。
ヤン・イクチュン演じる主人公のサンフンは、一見すると、感情がゼロの値からいきなり100の値まで振り切れて暴力をふるうように見えますが、でも根底には「何か」が渦巻いていて。

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ずーっと表情もなくて、あー、どうなるんだろうなーと目が離せず。
ただぶっきらぼうなニイチャンなのかな?と思ったりもしたけど、どうもそれだけでもなく。

サンフンとはまた違った複雑さのある家庭環境のヨニ(キム・コッピ)との交流も、本人たちは気づいていないかもしれないけど、お互いに影響しあって。

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でも、なんだかんだいって、サンフンもヨニも「家族」「家庭」の存在というか、そこからの影響がめちゃくちゃ大きい。
韓国という国がそうなのかもしれないけど、とにかく親を大事に、というか。そりゃもう、日本よりよっぽど。
私からしたらがんじがらめにされて、もしくはがんじがらめにされにいっているような気さえする。
お互いに、親や子じゃなくて、自分を「赦す」ことができたら楽なのだろうけど…全然簡単な事じゃない、激難問。

『息もできない』公式サイトを見ていると、ヤン・イクチュンのインタビューが掲載されいて、その中でものすごく腑に落ちた言葉がありました。それは

「包み隠さずに心を開くことで、より清く健全になれることを『息もできない』を通して知った」

という言葉です。

ヤン・ヨンヒ監督も、ヤン・イクチュン監督も、映画を作ることで自分自身を振り返ったり、生きなおしたりしているのかな、と。。
お二人にかかわらず、映画や、言葉や様々な表現で自分自身を「語る」ことは、誰にとっても大きな意味を持ち、しんどいけど、、、しんどいけど、すごく大切な事なんだと改めて思いました。



サンフンと甥っ子のシーンが好きでした ↓
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***もん***

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