次回例会は
『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年英・仏・ベルギー映画)
  上映時間:1時間48分
2017年11月18日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』

1985年のスウェーデン映画。

主人公の少年イングマルは、素直で優しくて、でもちょっと間(タイミング)が悪くて可愛らしい。
病気の母と、兄の3人暮らし。
まさにやんちゃ盛りで、病気の母の手に負えず、田舎の叔父夫婦のもとにひと夏預けられる。
叔父夫婦、おじいちゃんおばあちゃんや村の子どもたち、大人たちとの交流を通じ、いろんな体験をする。

冒頭や、時折はさまれているイングマルによる語りは、「自分より不幸な人はいくらでもいるからボクはマシ」といったもので、ちょっとおかしな自己肯定をしようとしている。非常に切ない。
結局は、母親の愛情がほしい、というのが根底にあるのは間違いなく、誰にやさしくしてもらっても、何をさておいても母に甘えたくて抱きしめられたくて、名前を呼ばれたい。
そういう彼の本当に純粋な想いが映画の全体を、ただのコメディにさせておらず、哀愁というか憂いというか切なさをもたらしているように感じる。

幼すぎず、思春期真っ只中でもなく、この年齢ならではの様子がよく伝わってくる映画。


a414d0920ea068aad1c23210l.jpg

母親が、イングマルの話を聴くより読書を選択するというシーンが辛かった。
イングマルが田舎から帰ってきたときに自分が経験してきたことを母に意気揚々と語っていると「疲れた」「話より本」と軽くいなすシーンがあったけど。。
いや世の中にはこういう母親もいるとは思うけど、こうやって映画にして観てみると、やっぱり納得できないかな。

そうやって拒否されても、母親へのクリスマスプレゼントを選んだり、「ママともっと話せばよかった」と母を追いかけ、「自分より不幸な人はいる、ボクはマシだと思う」と自分は不幸じゃない、大丈夫だと言い聞かせるのだから、胸が痛くないわけない。

いつか色々イングマルが気付いた時、どういう性格になるか、ちょっとというかだいぶ心配、、、、

幸せになってほしいですよね!

***もん***

| 映画よもやま | 22:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT