次回例会は
『歌声にのった少年』(2015年パレスチナ映画)
  上映時間:1時間38分
2017年9月16日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

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『母の身終い』

ちょっと前にも話題になっていました、尊厳死と安楽死について。
日本では区別されています。

尊厳死―患者の意思を尊重して延命治療をやめること
安楽死―回復の見込みがなくなった人の死期を、医師が薬などで早めること

劇中では尊厳死、とされている行為、日本国内の定義で行くと安楽死になるかな。

母は悪性腫瘍が脳にまで転移し治る見込みがなく、自分で安楽死のできる施設を探し、安楽死を選ぶ。
それまでの一人息子や隣人とのやり取り。。
(というか、息子を中心に物語は進む)

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この息子が、ダメな感じ。。
この世には、恫喝で人をどうにかできると思っている人がいる、と誰かが言っていたけど、そんな感じ。
個人的にとても嫌いなタイプです。
気に入らないことがあると、すぐ大きな声を上げ、わあわあ罵倒の言葉を並べ立てる。
器、ちっせえんだよ!と冷たい眼差し。哀れに思える。

年老いた母親を
「食べ方も、変な服着て掃除する姿もすべて気に入らない!」
「一発顔にくらわしてやろうか!」「早く死ね!」と罵り、暴力を振るおうとする中年男のくだらなさ、むなしさったらない。

いつも負けていない母親でも、そこでもいわれると怒りと悲しさと恐怖と憤りややるせなさとでいっぱいになるわけで。。


最後に、死に向かうための薬を飲んだ後、息子が母親のことを初めて「ママ」と呼んで「愛している」とお互いに言い合うのだけど、なんかもう遅いよね。だって目を閉じたら亡くなるんだもの。

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いわゆる先進国で、尊厳死の法整備がなされていないのは日本くらいなもんらしい。
日本って、遅れてるところはとことん遅れてる、人権や尊厳に関して。

まぁそれはさておき、ちょっと物足りなさを感じる内容ではありました。
いまいち親子間のことや、母親が尊厳死を選ぶ行く過程が描き切れていない印象も。


***もん***

| 映画よもやま | 10:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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