次回例会は
『スノーデン』(2016年アメリカ・ドイツ・フランス映画)
  上映時間:2時間15分
2017年7月8日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

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『そこのみにて光り輝く』

ニューイヤー最初の感想。

***

そこ、って、「ここ」「そこ」のそこなのか、「底」なのか。を、気にしつつ観てみました。

池脇千鶴と、菅田将暉が素晴らしいです。。
この二人のキャスティングでなければ、この映画は成り立っていないのではないかと思うくらい。

本当に、体をはって、思い切り振り切れていて。
綾野剛は、綾野剛です。。。

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きっと、分からない人にはさっぱりわからない内容(なんでもそうだけど)
こういう人たちっていて、こういう人間関係の築き方を意識的にか無意識的にか分からないけどしてしまって、そしてどうしても抜け出せない人たちっている。あぁ、彼らは彼らの世界で生きているんだ、と。
望む望まないではなく、もうどうしようもなくて、でもそれは彼らだけの責任ではない。
完全に、社会のひずみというか、ふとした穴みたいなもので、ちょっとしたことで。

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ほんのひと時、夢を見て、違う未来・自分を思い描いても、現実がそうはさせてくれなくて。
なんでなんだろう?と。
彼らと、そうではない人々と、何が「差」なのか、何が「違う」のか、と。
どうしてなのか、と。

特に子どもの頃、
常に前歯が欠けているおじさんとか、空腹を訴える子に魚肉ソーセージをいつも持たせるおばさんとか、まさにバラック小屋に住んでいる人とか、夜逃げだとか借金取りだとか、ずっとお酒飲んでいて「みりんでいいからくれ」と言うおばさんとか、財布に入れいてた給料を、トイレに行ってる隙にすべて家族から盗られた人とか、なんか結構きわどい話を聞いたり人々がいたりした。
彼らが、激的に変わることはなく、何かに気付いて変化を求めた人は自分からその場を去った。
自分から抜けていかない限り、無限ループ。まずは、物理的距離を。。
そういうことなんだろうと思う。



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決して、いい悪い、なんて言葉で語れることではなく、本当に複雑で絡まり合った事情があって、ふとしたはずみで…敢えて言うなら社会の弱者にされてしまう。

そういった、匂い立つような生々しさを池脇千鶴と菅田将暉が作り上げている。
切なくて、苦しくて、どうしようもない痛みを感じる映画でした。


***もん***

| 映画よもやま | 21:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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