次回例会は
『シアター・プノンペン』(2014年カンボジア映画)
  上映時間:1時間45分
2017年5月13日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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『大砲の街』

1995年12月23日公開作品『MEMORIES』(メモリーズ 3話目)


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大友監督の映画では自身のコミックを映画化した作品、映画『AKIRA』が有名だと思いますが『MEMORIES』というオムニバス映画の中にある3本目の短編『大砲の街』が好きなので文章を書きます。

『大砲の街』は、アナログ感のある独特なキャラクターと背景美術で構成されており、カットの構成も独特です。
日本でも使われ始めたデジタル技術を使い、独自の世界観を映像に表現しています。
物語の冒頭で学校へ向う男の子が家を出て行く動きに対しデジタル技術を使った面白い画があり、アナログな質感の素材をコンピュータ上の三次元に配置をして動かし、平面的なもの(美術)のバランスが非常に個性的です。

大友監督は(その奥の向こうの)という感じの 絵の中へと入ってゆくイメージをもって作られたそうです。全編が色々な繋がりのある作りになっていている所も非常に面白いです。

公開時にメイキング本が発売されていて、大砲の街の絵コンテが収録されているのですが、アニメーションの設計図といわれるだけある絵コンテらしく、とても細やかなものです。
『AKIRA』や『童夢』などで、新しい劇画を描かれ一時代を切り開いた巨匠の漫画家でもあり、細部まで描かれていて曖昧なところがなく、見入るものがあります。なんというか、扱う表現などが明確に表せられる表現なのだろう、とも思えます。

音楽を担当されたのは石野卓球さんです。この映画の見せどころのひとつはクレジットへの流れだと思うのですが、とてもうまく作っていて、見どころ(聴きどころ)になっていると思うのです。

キャラクターの男の子も可愛らしく、物語に出てくる大砲と街の関係もとても面白いです。

最近ではデジタル技術なしにはアニメーション映画を作ることは不可能に近くなっていますが、日本のアニメーション映画で初めてデジタル技術を扱った作品は『AKIRA』だと聞きました。どうやら、バイクのライトの描写で使ったそうで、見た人なら、ああ、あれね、となるそうです。ふむふむ。

レンタルビデオ屋さんにあると思うので、気になる方は探してみて下さい。

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ひろみつ

| 映画よもやま | 05:58 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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