次回例会は
『歌声にのった少年』(2015年パレスチナ映画)
  上映時間:1時間38分
2017年9月16日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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『きみはいい子』

昨日、シネツインにてエイサメンバー4人で観てきました。
中脇初枝さんの同名小説が原作。
映画大学に来てくれた尾野真千子さんが出演していて、前作の『そこのみにて光輝く』が私の中で最近の大ヒットだった呉美保監督の作品、また池脇千鶴さんや高橋和也さんも出演しているということで、とにかく観にいきたかった一本。

いやー。覚悟はしていたものの、辛く厳しい映画でした。観た後はぐったりで、言葉を発するのも意識しないとため息ばかりになりそうでした。
映画の作り方としては、新米小学校教師の高良健吾、娘に暴力をふるってしまう尾野真千子、様々な事情を抱えた子どもたち、認知症のおばあちゃん、と様々な人の視点・立場が特に前半ポンポンと場面を変えて進んでいくので、なんとなく散漫な印象も受ける。

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まず高良健吾演じる新米教師。
ちょっと適当で緩い感じもあるのだけど、自身の家族や、受け持つ学級の児童たちとの「かかわり」を通じて気付きを得ていく姿が好印象でした。観ていて、最初は「なんで教師になったんやろ?」という人物像だったけど、徐々にポイントポイントで大切な感性を持っていることをうかがわせるところがうまいな~と思いました。

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尾野真千子さんのセリフは少なく、表情や動作で色々を表していました。
山本さんも言っていましたが、子どもを叱る・怒るのがうまい。
映サ例会で上映した『トロッコ』、朝ドラ『カーネーション』で、がっしり怒ってました。
あんまり怒ってはなかったと思うけど『そしてに父なる』でも母親役をされてましたね。

尾野さんよりセリフが多かったのはママ友役の池脇千鶴さん。やっぱりうまいです。
『そこのみにて光輝く』でも、菅田将暉くんと池脇千鶴さんの二人がもう素晴らしくて素晴らしくて驚きましたが今回も。
前回、そこのみ~では辛い役・関係性だった高橋和也さんと今度は夫婦役でした。

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全体としては語りすぎず静かなトーンで進んでいき、後半25分くらいでググッと面白くなりました。


「自分のこと嫌いでしょ」
というセリフから涙が止まらなくなりました。


また、「恥かかせないで」と娘をたたく母。

わたしにとってはどれもこれも身に覚えがあることです。

「叱る」と「怒る」は違いますね。

子どものためじゃなくて、自分の何かのため、感情のために子に暴力をふるう。だけど、どの子も自分の親が1番であるという本能。
ある一定の年齢になるまでは親の力がなければ生きていけない。

色んな事を考えさせられる一本でした。


***もん***


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