次回例会は
『スノーデン』(2016年アメリカ・ドイツ・フランス映画)
  上映時間:2時間15分
2017年7月8日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

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『KANO 1931海の向こうの甲子園』

『セデック・バレ』と同じ監督ということ、ちらほらと「面白い」という声を聞いていたことでレンタルして観てみました。


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「かのう」は、日本が台湾を統治していた時代に、台湾に実在した嘉義農林学校(かぎのうりん)の略称「嘉農」を日本語読みした当時の呼び名とのこと。
嘉農には弱小野球のチームがあった。
チームのメンバーは、台湾人、漢人、日本人。そこに新任監督として迎えられた日本人の近藤兵太郎(永瀬正敏)は元・松山商業の監督で、かなり厳しい指導をしていくが選手たちは「甲子園にいくぞ!」という近藤監督に言葉の下、半信半疑の中、めきめきと力をつけ本当に甲子園に出場し好成績を残すまでに。当時、台湾全土から一校しか甲子園に出られなかったうえにそれまで一勝もしたことがなかったチームということを思えばめちゃくちゃすごい。
勝つたびに彼らのファンも増え、最後甲子園の観客席を満員にする。

試合の合間の取材で、嘉農の選手たちに「日本人の子は手を挙げて」「日本語は理解できるのか」という質問をした記者がいたが、その時に近藤監督は「同じ球児だ」とすっぱり反論した。普段は言葉少なの近藤監督の言葉だけに余計にグッとくるものがあった。近藤監督が民族を意識していたとしたら、彼らそれぞれの特性を生かそうとしたところであるし(打撃にすぎれた漢人、足の速い台湾人、守備のうまい日本人、と劇中でも話している)、それに、同じチームメイトとして同じ目標に向かって突き進み成長していく彼らをみていたら、それがどれだけ愚問なのかがわかる。

甘酸っぱい初恋あり、友情があり、純粋に野球に取り組む姿・それぞれの成長があり、甲子園のマウンド上でのドラマあり、終盤は涙涙でした。

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驚くべきはこれが実話に基づいているという点で、エンドロールでは選手たちのその後について触れられ更にこちらの思いが強まる。
本編は3時間と長いが、その時間を感じさせることなくあっという間。大人のみならず、中・高生にも観てほしい一本。部活をしている子は自分と重ね合わせるところがたくさんありだろうし、していない子でも何かなじることができるのじゃないかな、と思わせるエッセンスがたくさん。
彼らの純粋で純真な姿勢と心持に、こちらの心が浄化されていくような気持になります。

臺灣嘉義農林棒球隊隊員_KANO_Baseball_Team_members_of_TAIWAN



***もん***

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