次回例会は
『歌声にのった少年』(2015年パレスチナ映画)
  上映時間:1時間38分
2017年9月16日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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『ヤクザと憲法』

3月30日、横川シネマにて鑑賞。
アンコール上映で一週間限定、31日までだったのでぎりぎり駆け込み。
いや、面白かった。。

私がドキュメンタリーが大好きなのもあったと思うけど、
さすが東海テレビ。どうやって最初に組と接触したのだろう。気になりまくり。

内容的にも、色んな事を考えさせられました。
権力側のやりかた、司法・裁判所の在り方、本当にえげつない。
みせしめのように、言いがかり的に罪をでっちあげ(冤罪にしか思えない)、組の顧問弁護士を起訴し禁固刑に処し弁護士資格を剥奪。何のための司法か。
取材に因縁をつけ、ともすれば手を出してくる大阪府警。余程ヤクザ的。すんげえ怖かったから。ガラ悪すぎ。
顧問弁護士が1回目に起訴されたときに弁護人を務めた弁護士の、「相手がヤクザならなんでもやっていい、という風潮があるとすれば恐いことだ」(ちょっとニュアンスは違うかも)みたいな言葉が印象的。
なんでもあり、みたいなことになると、体制側、権力側は無関係な所でそういったことをいいように利用してくる。どんどんと。歯止めが利かなくなる。

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職を失い、「もうどうしようもなくなった時に衣食住を与えてくれたのがいまの兄貴分だ。そういった面でやはり義理がある」というヤクザの「結局世の中誰も助けてくれない」という言葉が印象的。どうやってその兄貴分と出会ったかとかを聞きたかった。

まだ部屋住みの若い男の子の「学校でも、ちょっと風変わりなやつがいたら、そいつをいじめよう、とかある。それは怖いことで、色んな人がいる、それがいい社会だ」という言葉は説得力があった。。
ヤクザがそんなこと言うんかい!という突っ込みはあると思うが、その若い部屋住みの彼自身がどうやら、きっとどの社会においても馴染めそうな感じの人間ではなく、学生時代辛い思いをしてきたのかもしれないという印象を与えてくるので。。。
でも、不思議なことに事務所内においては彼は受け入れられているのだ。
子どものように彼を可愛がるおじさんはいるし、不思議なオーラ全開の彼を、ヤクザのおっちゃんたちは全然否定しない。普通、なのだ。それがすげえな、と思った。

共生・共存


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当たり前だが、ヤクザだってご飯は食べるし、掃除はするし選挙にもいく。
日常がある。「支払いがしんどいな~」というボヤキもある。何もせずにぼんやりすることだってある。

ヤクザ、という立場が観客に混乱を与えるが、マイノリティーを排除しようとする風潮、更には攻撃する傾向が、特に日本にはあるとつくづく思った。本当に恐ろしい。
また、人は、相手の職業や立場でその人を判断しがちだが、それはとても危険な事だとも思った。

ヤクザ的な警察、裁判所の判決、取材に丁寧語で応じるヤクザ。
はて。


横川シネマでは終わってしまったけど、もうすぐ!4月23日からシネマ尾道で観られるそうです。


***もん***


| 映画よもやま | 05:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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