次回例会は
『スノーデン』(2016年アメリカ・ドイツ・フランス映画)
  上映時間:2時間15分
2017年7月8日(土)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
公式サイトはコチラ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

『Start Line』

横川シネマにて鑑賞。
前日は監督で主演?の今村彩子さんの舞台挨拶も行われたようです。中国新聞にも映画の宣伝が掲載されていた影響か、かなりの客入りでした。

yjimage_201702091502473c7.jpg


耳が聞こえない今村さんが、自分のコミュニケーションを見つめなおすために自転車で日本縦断をする様子をカメラに収めたものなのだけど、伴走兼撮影もしていた「哲さん」の存在、言葉の大きさが余すことなく描かれていたように思われた。哲さん、人の話を聴くのも自分の想いを伝えるのもうまい。なので尚更今村監督が課題とした自身の「コミュニケーション」が浮き彫りになっていた。
でも、哲さんも言っていたけど、コミュニケーション能力って、きっとそれぞれなんだと思う。
耳が聞こえていてもコミュニケーションが苦手な人もいるし、旅の途中でであったオーストラリア人のウィルは、やはり耳が聞こえづらいし言葉もわからない中でどっしりと❛彼なりの❜コミュニケーションを取っていた。

yjimage02.jpg


そんなウィルが、苦しい心の内を打ち明けた今村さんに何も言わずに背中をさすってそばに寄り添っているシーンは号泣だった。「これぞコミュニケーション」。言葉がなくても同じ気持ち、時間を共有し、共感しあい、何も言わずに受け止める。なかなかできそうでできる事ではない。言葉があれば通じ合うのかと言えば決してそうではない、ということを画面を通して改めて感じた。カメラが二人を映す角度や捉え方もステキなシーンだった。

私が障害者の作業所で働いていた時も、色んな人がいたし、中には自ら壁を作って、障害、といわれるものを理由・言い訳にし逃げているなあという人もいた。それは今までもう充分傷付いてきたからだろうし、これ以上傷付きたくないからだろうし、「障害」ってことばも、「健常」なんていう言葉も私は全部嫌いだし、社会が全部、彼らをそういう風に分類した方が楽だからそうしているとも思っているけど、どうかあと一歩踏み出せたらな、と思ったりしていたことを思い出した。あなたを傷付ける人ばっかりじゃないです、と。でもだからこそ当事者が一番苦しいのだろうけど。。。

映画、というか旅は、途中からなんだかコミュニケーションを見つめるたびではなく日本縦断が目的になっていっているように思えなくもなかった。
でも、場面転換のときにちょっと違う画面を入れたり、そういう演出?構成?はすごくうまいなー!と思った。

yjimage03.jpg
ゴールしたときの今村監督と哲さん。


横川シネマでは14日まで上映するようです!

***もん***

| 映画よもやま | 15:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT