次回例会は
『キセキ―あの日のソビト―』(2017年日本映画)
  上映時間:1時間51分
2018年3月15日(木)呉ポポロにて
①12:50 ②15:30 ③18:30 の3回上映
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『恋人たち』

橋口亮輔監督の久しぶりの作品。
橋口監督の作品で初めて観た作品は『ハッシュ!』
学生時代のことだった。確か、大学1年生か2年生の事。レンタルショップでふと見かけて借りてきたのだと思う。
私にはゲイの友人がいたし、田辺誠一が好きだし、「ハッシュ」ということばと、「!」に疾走感を感じてなんだか面白そうだな~とか、そんな理由から選んで観た記憶がある。
そして、いまだにたまに思い出しては「良い作品だったなー」と振り返っている。というか、たまに振り返る作品ってことが良い作品であることの、なによりの証だと思う。(良い作品、という定義、言葉も難しいけど)

そのあとの『ぐるりのこと』よりも『ハッシュ!』のほうが私の好みだったと思う。
もう観たのが昔過ぎて詳しい内容は憶えてはいないけど。


さて今回の『恋人たち』は広島では横川シネマで上映されていた。
それが最近BSでたま~に放映されている。
なんとなく暗そうな映画だなーとは思っていたけど、もう冒頭から目が離せなかった。

篠原篤演じる篠塚の一人語りから本編はスタートするが、その状況や内容、篠塚の言葉が博多弁であることから色んなことを想像させられ「どういうことだろー??」と気になり始めると…もう物語の中に取り込まれ。

恋人たち2

篠塚のほかに、主婦の瞳子、ゲイの弁護士四ノ宮、この3人と、それぞれの周囲との関係が描かれていく。
共通するのは、篠塚、瞳子、四ノ宮、の3人を演じる俳優たちがはっきり言ってほぼ無名であるという点。
先入観、イメージや過去の役の印象とかに邪魔されずに観ることができるのは、この作品にとっては非常に有効な演出の一つだと思う。『ハッピーアワー』でも感じたが、どこにもでいる人たちの日常は有名人のそれよりも身近で気になることなのだから。

途中、リリー・フランキーが出てきたり、
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光石研が出てきたり、
恋人たち

知ってる俳優さんが出てきたところで「あぁ、ドキュメンタリーじゃないよね」と実感するくらい。

後半の後半、篠塚が職場の人に苦しさを吐露するシーンには涙が出た。

ラストに向かうにつれて、3人共に幸せになってほしい、といつの間にか願っている自分に気付く。

なかなかこういう作品には出会えない。
『ハッピーアワー』につづき、『恋人たち』
普通の人たちの、普通の生活の中にある出来事、日常が描かれている映画。
今年の作品ではないけれど、今年観た中ではかなり上位に食い込んでくる2作品となりました。


***もん***

| 映画よもやま | 05:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『くまのアーネストとセリスティーヌ』

録画していて、どうかな~アニメだしな~と思いながら観始めましたが、テンポも展開も内容もものすごく良かった。

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ベルギーの絵本作家、ガブリエル・バンサンの代表作である「くまのアーネストおじさん」シリーズをアニメ映画化したものだそう。

子どもの頃に想像したり、大好きだった世界観が描かれている。
アニメにしかできないことをやってると思う。

子ども向けというだけではない。大人でも、はっとさせられる部分がたくさんある。
セリスティーヌの『くまとネズミが仲良くするのが気に入らないだけなんだわ!』というセリフには「あ~あるな~こういうこと。。。」と思わされた。

ふたり(くまのアーネストとねずみのセリスティーヌ)の交流、純粋に、純粋な友情をはぐくんでいく様子は見ていて本当に心地よかった。

DVD買おうかな、と思うくらいの作品に久しぶりに出会った気がする。

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***もん***

| 映画よもやま | 05:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『裁き』『viva公務員』

二本連続で横川シネマにて観てきた。
別々に描くほどの事でもないのでもう一つの記事にまとめます(;´∀`)

①『裁き』
インド映画と言えばのボリウッド感は一切なく淡々と進む。
物語の節々にカースト制をはじめとするインドが抱える問題が描かれているが、それぞれの問題が少しずつ描かれているため、なんだか散漫。何か1つに特化して描いた方が映画としてはおもしろい気がした。
また、本編とあまり関係ないシーンがちょいちょい入ってきていて、伏線かと思いきやそうではなく意味がよく分からなかった。何を1番に伝えたかったのか?
それにしてもインドにも日本でいうところの共謀罪があるのには驚き。多くの国は国民を監視し、国民から反抗されるのを恐れ、押さえ付けたいのだと本当に嫌な気持ちになった。

②『viva!公務員』
イタリア映画だけど。
喜劇だけど。
音楽がいちいちうるさくて、コメディだとわかっていたのに、面倒くさくてなんか観なくてもいいや~と思いながら観てしまった。

あー残念。


***もん***

| 映画よもやま | 05:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『ハッピーアワー』

ようやく観ることができた!
5時間17分という上映時間だけ聞いて、「なげぇな~どんな映画だよ~」と思っていたけど、何が何が!
一気にノントップで観ましたよ(もちろんトイレにはいきましたけど)

演技経験のない人たちを使っての5時間17分の映画。
カット一つ一つも印象的なものが多く、すごく計算されていたように感じた。
舞台を見ているような感覚でもあり、でも長編小説を読んでいる感覚に一番似ていると思った。


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主人公の4人の女性たちはアラフォーで、みんな立場が違う。
独身の人、離婚調停中の人、夫婦二人きりの生活の人、夫と義母と中学生の子どものいる人と。
同じまでとはいかずとも、誰かに自分や身近な人を投影、重ねられる設定になっているし、それ故彼女たちが抱える悩みや葛藤や生活に共感でき、物語に入り込めるのだと思う。
奇抜でも、ドラマティックでもなく、自分と地続きなこと、日々のこと、日常、毎日の事だからこそ目が離せなくなる。
有名人の生活よりも、隣人の生活の方が実は気になってたりしない?
そこをうまくついてきた映画だと思う。(中東の映画ってそういう映画が多い気がするけど現代の日本映画ではそういう映画って少ない気がするなあ。)有名なキャストが居ないのがまずその表れかな。

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誰が悪いわけでも、何がまずいわけでもないのにちょっとしたすれ違いが積み重なっていたり、
また、相手を思い過ぎたり、言葉にできない(ならない)感情の行き違いがあったり、そういうのって観客自身も体験があることで。
それぞれの「痛み」が本当に共感できて、理解さえした気分になる。

桜子の「謝りたいけど謝られへん」とか
芙美の「申し訳ないけど一緒にはいられない」とか
あかりの「助けてほしい。あんたを助けられるかもしれない」とか
純と、純の夫の、お互いに向ける言葉。
芙美と夫の掛け合いも。
どうしようもない痛み。誰もが抱える痛み。

決してセリフが多いわけでもないのに5時間17分。
セリフのやり取りも巧妙です。
うーむ、お見事でございます。

***もん***

| 映画よもやま | 05:35 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『乱暴と待機』

原作は本谷有希子。数年前に読んでいました。
原作の方がもっと深刻かなあ。

それにしても、小池栄子と山田孝之が良い。。
山田孝之の(演じる)クズっぷりが素晴らしい!!

乱暴と待機

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小池栄子も本当にうまい。
グラビア出身とは思えぬ。。。
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ちなみに浅野忠信も出ているけど、彼の演技的に、二枚目役よりこういう役の方が合ってるかも。
彼の何が苦手かと言えば、ひとつは口調なのかもしれないと思った。フリートークしてる時は別に気にならないのに演技してる時の彼の口調がわざとらしいというか、演技感がすごくて苦手だ。

久々に本谷有希子読み返してみるかな~


***もん***

| 映画よもやま | 05:32 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『甘き人生』

全体的に何が言いたいのかイマイチ伝わりづらい。
主人公の新聞記者の男は、幼い頃に母を亡くす。その喪失感に苛まれ、乗り越えられないまま40歳過ぎにまでなった彼の苦悩を描きたかったのだと恐らく思われますが、いかんせん母からの愛、母への愛の描きこみが足りない(二人の交流が感情移入できるほど描かれていない)ため、主人公の抱えている闇っぽいものが本当に母の喪失感なのかに観客として確信が得にくく半ば疑心暗鬼というか物語に集中して観る事が出来ない。
また、主人公の地代軸も母が亡くなった9歳、少し成長した中学生くらい、現在の40オーバー、少し前の30台半ばといういくつかの時代が行ったり来たりするため余計に分かりにくい。(30台半ばで実父と並んで歩くシーンはもはやどちらが父か分からない)

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中学生時代のとき、親友の家で、親友とその母の絡みを見て羨ましそうにするという場面もあった(しかもその母親役は『もうひとりの息子』に出て来た好きな女優さんだった)けど、そのシーンの意味も余り大きくもなく、30台半ばで取材で戦地に赴き、「母親と息子」のふたりのショッキングな場面に出くわしたり、二回目の登場でいきなりキスして恋人になる医者との出会いがあったり何かとイベントはあるけど、どれもこれもしゃきっとしない。
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キスシーンで、医者が涙する理由も腑に落ちない(医者役も『ある過去の行方』の女優さんで好きなのに。。)もちろん前段として新聞記事にしたある文章の件はあったにせよ。なんでいきなり熱い抱擁なん?涙のチューなん?!とビックリ。
母親の死因については、本当の原因は物語冒頭からうすうす勘づくし、冷静に考えて40歳過ぎてママの死因が、ママの喪失が、という人も個人的にはなんだかなあ、だ。

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***もん***

| 映画よもやま | 05:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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食と農の映画祭2017

今年も始まります!
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fb→https://ja-jp.facebook.com/shokunomoviefes/

広島初上映の映画もありますね。
是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか?

***もん***

| 映画よもやま | 05:31 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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これ観たい

『甘き人生』


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以下、公式HPより転載

***

1969年、トリノ。
9歳のマッシモの穏やかな幼少期は母親の謎めいた死によって閉ざされてしまう。神父が母親は天国にいると伝えても、小さな少年はこの喪失を受け入れようとはしない。
時が経ち90年代、ローマ。大人になったマッシモは、腕利きのジャーナリストとして成功を収めてきた。しかしサラエボでの紛争取材の後、パニック障害を起こしてしまい、駆け込んだ病院で、精神科医のエリーザと運命の出会いを果たす。それまで人を愛することができなかったマッシモだったが、この出会いによって次第に心を解きはじめる。
そんな折、父親の逝去を機にトリノに戻ったマッシモは、幼い頃両親と住んでいた家を売ろうと決める。様々な思い出が詰まったその家で、マッシモは再び過去のトラウマに向き合うことになるのだった・・・。

***

もうすぐ横川シネマで公開されるようです

***もん***

| 映画よもやま | 05:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『淵に立つ』

出ている俳優さんは好きな人たちばかりなのに、、、

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なんだこれ。
観に行けなかったので録画してウチで観たけど。。

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うーん、なんだこれ、何が言いたかったのか分からない。

日常はもろいものですよ、ってことが言いたかったのかな。
誰もが被害者、加害者になり得ますよってこと?
それにしても、この方法しかなったのかな。。。ワカラン。

***もん***

| 映画よもやま | 05:24 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『イヴ・サンローラン』

なんだろうか。
『ココ・シャネル』とか、こういうファッションの先駆けの人を描いた映画って、面白い。
まずはやはりファッションが、視覚を満たしてくれる。

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もちろん、こんなハイブランドの洋服は着ないし、小物としても所有はしないのだけど。

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クリエイターとしての苦悩とか、デリケートさとか真摯な情熱とか、みんなピュアやなぁ、、純粋なんやなあ、、、と心が洗われる。
破天荒で自己中な人が多いけど、ただ単に自分に正直すぎて、自分の熱や才能を持て余している様子がもどかしくて、羨ましくて、痛々しくて不安定で魅力的。

この映画も、そういう姿を主演のピエール・ニネがしっかりと演じていた。
映画の作りとして面白いな、と思ったのは、イヴのパートナーのピエール(ややこしいけど、これは役名。)によって映画が語られること。イヴの視点ではないんですね。

BGMがジャズ万歳だったのも、この映画にはぴったりだったかも。

調べたら、衣装はピエール・ベルジュ-イヴ・サンローラン財団所有のものなんだって。
いやあ、さすがです。

無題

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美し~~~!

***もん***

| 映画よもやま | 05:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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